from heart beat

観たものについて書いたり書かなかったりします。

5月総括

下書きに入れたまま半年以上放置!

 

レ・ミゼラブル

キャストは吉原/川口/濱田/唯月/海宝/小南/KENTARO/朴/小野田(敬称略)でした。どうしても吉原&海宝で観たかったのだ。私はレミのオタクではないので、作品自体にそんなに思い入れはないんだけど、今回初めて「誰かを愛することは神様のおそばにいること」というセリフが言葉そのままの意味ですとんと落ちてきた。ラストのバル・マリ・コゼを見て、ああ今この人たちは神様のそばにいるんだなって超納得した。愛する人がいるというのは、それだけですごく尊くて意味があることなんだなと思った。ふうかエポの帽子を握ったまま俯いて泣きっぱなしの海マリがしんどいオブザベストでした。

 

・キンキー・ブーツ

初演は全く泣かなかったのに、再演はローラが登場してからずーっと泣いてて自分でも驚いた。いろんな人が言ってるけど、とにかく春馬ローラの輝きがすごい。存在に嘘がなさすぎる。

 

・舞台「黒子のバスケ

演劇というフィールドで現実になった黒子くんのミスディレクションを初演で観た時に「これはシリーズが続く限り追いかけよう」と決めた。最後まで見届けられて良かった。さすがに試合数が多くて間延びした感は否めなかったかなあ。私が海常と秀徳推しなので三幕いくまでに集中力を使い足しちゃったというのもある。これは私が2.5次元舞台を観ててよく考えることなんだけど、残念ポイントを熱演で押し切られる時の気持ち良さって少なからずありません?「もうわかったわかった!エモすぎる!」みたいな。演劇というより生きてるキャラクターを観る意識が強いからかな。

 

・木の上の軍隊

松下洸平くんは本当に良い役者だなあとしみじみ感じました。

 

・イキウメ「獣の柱」

超面白かった!頭では理解できない大きなものの中に入った感覚。例えば海外の大きな大聖堂だったり、ガイドが一緒じゃないと入れない深い森だったり、そういう大きな渦の中に飲み込まれたような体験だった。人類の創世記でもあり、同時に身近な感情もあって、面白かった…。私はイキウメという劇団が大好きなんですけど、やっぱり浜田信也さんと大窪人衛さんは人間じゃないよなーと今回も思った。もしニュースで「我々の中に宇宙人がいて、地球侵略を企んで一般人に紛れて生活しています」って言われたら、私はまっさきにこの二人を宇宙人だと疑うと思う(褒めています)。